- 頭が下がるとはどんな意味?
- 頭が下がるは敬語じゃないの?正しい使い方や言い換えを知りたい
「頭が下がる」とは、相手の行動や人間性を尊敬するときに用いる言葉です。
ただし、「頭が下がる」は、敬語ではありませんので、目上の人に対して伝えるときには言いかえが必要となります。
※↓こういう使い方は間違いですので注意(目上の人には使えない言葉です)
- 先生の見識の深さには頭が下がります。
- 課長の配慮には頭が下がります。
以下ででは「頭が下がる」という言葉の正しい意味や使い方を紹介しますので、参考にしてみてください。
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目次
頭が下がるの意味と使い方をわかりやすく解説!
「頭が下がる」は慣用句の一種で、日常会話の中でもよく使われている言葉です。
相手に対して「あなたには頭が下がります」といったときには、相手への敬服と感服の気持ちを伝えることになります。
「敬服」とは、尊敬や感心する心のことで、「感服」とは、敬服し感心する心のことですね。
つまり、相手の行動に対して抱いている敬意や、尊敬の気持ちをあらわす時に使う言葉というわけです。
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頭が下がるの使い方(具体例・例文)
「頭が下がる」を使って、感謝や尊敬の気持ちを伝える時の例文を紹介します。
常に笑顔を絶やさない妻には頭が下がる。
コツコツと努力をする彼女には頭が下がります。
親しい人、家族、友人に対して素晴らしい、感心したという気持ちや尊敬あらわす時に使います。
ただし、例文を見てもわかるように、やや「上から目線」の表現である印象がありますね。
次の項目では、目上の人に対して尊敬や感謝の気持ちを伝る時の使い方を、例文も添えて紹介します。
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目上の人へは敬語に言い換えが適切
「頭が下がる」を目上の人に使う時は、敬語に言い換える必要があります。
「頭が下がる」は、例文で紹介したように自分自身と同じ、または目下の者に対して使う言葉ですから、目上の人にそのまま使ってはいけません。
というのも、日本では目上の人には尊敬や感心、敬意などの気持ちを持つことは「当たり前」という感覚なので、あえて「頭が下がります」という風に表現するのはおかしいのです。
ただ、どうしても目上の人に尊敬や感謝を伝えたくなる事はありますよね。
その時には、以下のような表現に言い換える事で「頭が下がる」と同じ気持ちを伝える事ができます。
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頭が下がるを敬語に言い換えた場合の例文
目上の人には「敬服いたします」または「感謝申し上げます」を使いましょう。
それぞれ例文を紹介します。
①「敬服致します」の例文
先生の見識の深さには敬服致します。
素晴しいお考えだと言葉にする時に、「お考え」を「見識」に、「頭が下がる」を「敬服致します」に言い換えます。
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②「感謝申し上げます」の例文
課長のご配慮に感謝申し上げます。
感謝の気持ちを伝る時に、「気づかい」を「ご配慮」に、「頭が下がる」を「感謝申し上げます」に言い換えます。
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頭が下がる類語「頭が下がる思い」や「頭が上がらない」の使い方
「頭が下がる」の類語(意味が似ている)には、「頭が下がる思い」や「頭が上がらない」があります。
これらも目上の人には使わないようにしましょう。
ただ、つい間違えて使ってしまう言葉ですよね。
念のために、類語の例文も紹介しておきます。
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頭が下がる思い
妹の優しさには頭が下がる思いだ。
頭が上がらない
私の幼少期のことをよく知る友人には頭が上がらない。
家族や友人への敬意や尊敬の気持ちを、誰かに伝える時に使います。
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まとめ
今回は、「頭が下がる」の意味や使い方について紹介しました。
復習すると、この言葉を使うときには以下のようなことに気をつけて下さい。
- 敬語ではないこと
- 家族、友人、同僚などに使う言葉
- 意味は敬服と感服
- 目上の人へは敬語に言い換えが必要
「頭が下がる」を日常で意識して使えば、敬語への言い換えも困らなくなりますよ。
家族や友人に、感謝や尊敬の気持ちをあらわす事も、大切なコミュニケーションの一つです。
ぜひ、日常生活に取り入れてみて下さいね。
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